you tubeで活躍する中田敦彦ですが過去にはの大先輩である松本人志を批判したことがあります。
この記事では・・・
- 事の発端は脳科学者の茂木健一郎のお笑い批判
- 中田敦彦の松本人志批判の詳しい内容
- 結果、干された?
Table of Contents
オリラジ中田敦彦の松本人志事件!批判した内容は?
オリエンタルラジオの中田敦彦がダウンタウンの松本人志を自身のブログで批判。
発端は脳科学者の茂木健一郎のテレビ業界に対する批判的なツイートをきっかけに中田敦彦がそれに同調する形でした。
事の発端は茂木健一郎のツイート
発端は脳科学者の茂木健一郎がツイッターで日本のお笑いを批判したことから始まりました。
日本の近年の地上波テレビにおける「お笑い」は、賞味期限切れ。お笑い芸人の間の上下関係に気づかい、ひな壇芸人はいつ発言してよいか、大物司会者の空気を読み、へつらい、つまりはロックじゃない。鋭い社会批評があればこそ尊敬されるコメディアンの姿勢からは、程遠い。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 3, 2016
今の日本にはお笑い芸人はいても、コメディアンはいません。人間関係をいじる笑いはあっても、差別や偏見、政治的対立をネタにする、国際水準のコメディは存在しません。だから、つまらん。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 18, 2016
日本には、地上波テレビの中で芸人の身内どうしの人間関係をいじるゆるい笑いをやっている「お笑い芸人」はいても、社会でほんとうに問題なこと、差別、偏見、格差に切り込むコメディアンはいない。いてもゆるい地上波テレビには出ない。出してもらえない。心底、ダサい。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 23, 2016
日本の笑いは、仲間内の「あうんの呼吸」、芸人の先輩後輩のゴマすりによって成り立っている、特殊な「芸事」です。差別や偏見に対する批評性や、政治的問題についてのコメントなど、世界水準のコメディは地上波に存在しません。つまり、日本のお笑い芸人は、ガラパゴスな「裸の王様」です。 https://t.co/PodWl4LuyV
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) November 4, 2016
トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) February 25, 2017
日本の「お笑い芸人」のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に「終わっている」。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) March 1, 2017
茂木健一郎のお笑い批判をまとめると・・・
- 社会批判や社会風刺がない
- 内輪感が強くゴマすりなど上下関係の決まった構図
- 世界的なコメディの風潮とは掛け離れている
「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」
出典:twitter
批判の内容は、主に世界と日本のお笑いの違いに対して言及したもので茂木健一郎はオワコンとまで強い言葉を使いテレビ業界を激しく批判。
これに対し、お笑い界の象徴の松本人志は「ワイドナショー」の中で・・・
「このニュースを見たときに、全然腹立たなかったんですよ。茂木さんが全然面白くないからなんですね。笑いのセンスが全くないから。この人に言われても『刺さらねぇぜー』って感じ。ムカっとも全然こない」
出典:ニュースポ24
効いてないアピールのような感じも受けますが、批判に対しては具体的な反論はなく、お笑いのセンスがないと片づけてしまいました。
そして、翌週のワイドショーに茂木健一郎がゲスト出演し松本人志に謝罪。
番組では松本人志は茂木健一郎に対して・・・
「僕は野球のルールは、こうした方がええんじゃないかとか、長過ぎひんかとは言いましたけど、野球選手の技術とか、その人が生業にしているものを絶対悪く言ったことはないんですよ。」
「日本のお笑いのあそこを突かれると我々はこれで電気・水道・ガスを支払っている、家族をやしなっている、それはちょっと待ってくれとなっちゃう」
出典:ニュースポ24
松本人志の言いたいことを簡単にまとめると業界には業界のルールがあって、その枠組みの中でやらなければいけないのでそういった部分に対しての批判は止めてほしいとのようです。
確かに、テレビには決まりがあったり放送コードの中で許される表現に限って放送されるという大前提がありますから中々、難しい部分はあります。
この松本さんの言葉に対して茂木健一郎は、
「誤解を与えてしまった事が凄く申し訳ない。日本の芸人さんの技術だとかパッションだとかを尊敬している芸人さんが好きなんです。今回、そこを誤解された事が一番つらかったです。気を付けます。」
出典:ニュースポ24
と、謝罪。ツイッターでは数々の批判を繰り返してきた茂木健一郎でしたがお笑い界の大御所の松本人志を前にするとあっさりと謝罪。議論はありませんでした。
#ワイドナショー
東野:茂木さんご本人でございます。
茂木健一郎:(しょんぼりと登場)おはようございます…
松本:もう…ずるいわ。自分からもうサンドバッグみたいな顔してるもん。https://t.co/yRx1c5oLeX pic.twitter.com/J83DgRhn8s— ワイドナショー発言集 (@yellownerd7) February 21, 2019
スタジオでは終始、茂木健一郎が終始いじられるかたちで、面白くなっていました(笑)。
ここまでが事の発端です。
ここからオリラジの中田敦彦が登場し、この出来事に対して、自身のブログで『茂木健一郎のお笑い「オワコン」支持!』というタイトルで現在のお笑い界に対して批判を開始します。
オリエンタルラジオ中田敦彦の松本人志批判!
出典:LINEBLOG
『オリラジ中田、茂木健一郎の「お笑いオワコン論」支持!』というタイトルで松本人志と茂木健一郎の一連のやり取りを見たオリエンタルラジオの中田敦彦の意見がこちら・・・
大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。
茂木さんの指摘、当たってたのに。なんで「ほら、これですよ」と言えなかったのだろう。
まあ、あの場では言えないか。怖いですもんね。
出典:LINEBLOG
元々、はっきりとした物言いで炎上することも多い中田敦彦でしたが、この発言には賛否両論ありました。ブログでは茂木健一郎の意見を分析してさらに中田敦彦の意見で補完もされています。
主な理由には全部で4つ
- 「空気読みすぎ」
- 「政治風刺がない」
- 「オワコンという言葉遣い」
- 「茂木健一郎の意見の改善点」
まず①の「空気読みすぎ」という意見はタレント同士の力関係が強く画面に出ていて問題なこと。
その理由はMCの権限が強く、MCの好き嫌いが番組の空気を支配。キャスティングも支配されゲストやレギュラーはMCに気を遣わざるを得ない。そのため、新規参入が難しく若手が少ない。
視聴者層の高齢化を踏まえても、出演者は40歳オーバーで、若手の人気者は昔の価値観で判断されて一方的に価値を決められてしまう。
賞レースが若手の参入窓口になっていますが根本的な評価者が同一人物なので優勝しても価値体系に組み込まれていくだけ。最近のベテランタレントリバイバルは閉塞的な力関係を破れるからニーズが高まり、MCよりも年上の新規参入者が流れを変えてくれていると分析しています。
①の「空気読みすぎ」という意見をまとめると
一部のMCなどの人間が番組の内容や空気感などを支配し、キャスティングやお笑いの価値観などの評価の全てを本人の好みで判断してしまっている。
ということでした。
評価や価値判断が一部の人たちが決めてしまい偏っていることが問題。そこには新しい価値観が認められることはなく議論や話し合いもなく一方的的とのようです。
②「政治風刺がない」という意見も中田敦彦は事実だど断言。政治ネタを使う先輩芸人はいますが、本筋とは関係のない笑いの取り方をしています。
皮肉の効いたものや思想的な要素が強い物は最初から自主規制されていて、良い悪いは別としても、それ自体は客観的事実なのだから認めるべきだと語っています。
③「オワコン」という言葉遣いはこの言葉を遣いをしたことで、松本人志からは「ダサい」と切り捨てられましたが、この言葉遣いだからこそ注目を集めたのでこの言い方でいいと言っています。
④つめは茂木健一郎の意見の改善点を上げています。
すべてをオワコンとはせずに、見どころのある番組を例として示すべきと語っており、番組の見どころのある点などを示すことができていれば全員を敵に回すことはなかったとも。
業界全体が悪いとしても良い部分はあり、そうった所にも言及することができていれば全員から感情的に否定されることもなく聞いてもらうことはできたのでは?。
ということを中田敦彦はブログで書いています。
ちなみに中田敦彦の思う見どころのある番組とは『しくじり先生』で、この番組は弱い立場の人間がルールを作り主導権を持って喋るという構造的に革新的なことをやっている番組だそうです。
ここまでが中田敦彦の松本人志への批判ですが、この批判をしたところ中田敦彦の周囲からの反応が凄いものでした。
松本人志への批判後の反応!
芸人としても事務所の大先輩である松本人志を批判したことで所属している事務所の吉本の幹部や社長から謝罪をするように言われています。
「吉本の幹部と社長に、僕は(松本に)謝れと言われている」
「すごいんですよ、騒ぎ方が。会社と先輩」
出典:WEZZY
批判された張本人の松本人志は特に何も言わなかったようですが周囲の人たちからのプレッシャーには凄まじいものがあったようです。
会社や先輩芸人だけでなく同期の芸人からも心配され・・・
出典:日刊ゲンダイ
同期のお笑い芸人のはんにゃの金田哲からは、
「あっちゃん、偉業を成し遂げるためには時として謝った方が良いこともあるかもしれない」と助言されたという。
それでも中田は「心配ありがとうな。でも俺は謝らないことに決めてるから」と金田に返し、「大変だよ。これ、どういうことになるか楽しみじゃない?あの松本人志さんを批判する吉本の若手、居なかったじゃない?でも俺にとって、このスタンスこそが俺のお笑いなのかなと思った」と自身の考えを明かした。
出典:
ネイバーまとめ
会社や先輩だけでなく、同期の忠告も完全に聞き入れませんでした。
批判に関しては、並々ならぬ決意から行ったことで、
「僕の意志としては謝らない。僕も覚悟を持ってやってますので」
出典:WEZZY
と謝罪をするつもりはないと断固として拒否。
批判後、中田敦彦は翌年の春および秋の番組改変期において、長年レギュラーだった『ビビット』と『ヒルナンデス!』からの卒業を相次いで発表。
それ以降、中田敦彦の姿は地上波からは完全に消え、世間からは松本人志を批判したため「干されたのでは?」と囁かれる結果に。
中田敦彦はテレビに出なくなったことに関しては本人は仕事を整理したと話していますが、本当のところはわからないので中田さんが“大御所”の松本人志を批判したことにより、事務所から干されたという可能性や、周囲からの謝罪の要求もはねのけてしまったので業界が松本人志に忖度し干された可能性は否めません。
ほかにも、所属事務所吉本の社長との間にも溝があり、宮迫博之の闇営業問題で吉本の岡本社長の発言の「お前らテープ回してないやろうな?」のそもそものきっかけが中田敦彦にあり、中田敦彦が松本人志を批判し社長から呼び出された際にこっそりと録音テープを回していたことがあの発言に至ったそうです。
業界の大物に批判をぶつけ居場所がなくなった中田敦彦の姿こそこの旧態依然としたテレビ業界を反映したものとも言えますし、本人も覚悟を持って批判したので後悔はないようです。
その後、中田敦彦ははテレビに出ることなくフィールドをネットに移して活躍しています。
お笑いに対する批判は置いておいても自分の活躍できる場所を見つけ覚悟を持って行動している様はカッコいいと思います。ちなみに中田敦彦が目指しているのは松本人志ではなくLDHのHIROです。
今後も活躍を期待していきたいですね!!。中田敦彦の松本人志への批判のまとめでした。